袋井市議会だより No.75 令和2年8月1日 CONTENTS ●5月臨時会の概要…2 ●6月定例会の概要…4 ●市政に対する一般質問…6 ●特別委員会報告…8 ●常任委員会レポート…9 バラと草花のハーモニー 新池にお住まいの鈴木勝義さん宅には、手入れの行き届いた草花が庭一面に広がっています。 コロナ禍で外出自粛の中、少人数で見学に訪れる人が絶えません。バラやジキタリス、ビオラなど色とりどりの花が見事に咲き誇り、訪問者を癒しています。バラは春と秋が見ごろとのことです。 5月臨時会(5月12日開催) 特別定額給付金、子育て世帯への臨時特別給付金支給へ  市議会は、5月臨時会を5月12日に開催しました。  臨時会では、市長から提出された令和2年度一般会計補正予算をはじめ、袋井市国民健康保険条例の一部改正など11議案と5件の報告が上程され、採決の結果、いずれも原案のとおり可決・同意・承認しました。 ◎議決した主な議案 令和2年度一般会計補正予算(第2号)  今回の補正予算は、主に次に掲げる事業のために、91億1100万円を増額するものです。これにより、補正後の予算総額は、444億2800万円となりました。 ●特別定額給付金給付事業…89億300万円   「新型コロナウイルス感染症緊急経済対策」(令和2年4月20日閣議決定)の施策として、1人10万円を給付する。 ●子育て世帯への臨時特別給付金給付事業…1億3880万円   新型コロナウイルス感染症の影響を受けている子育て世帯を支援するため、児童手当を受給する世帯(0歳から中学生のいる世帯)に対し、対象児童1人1万円を支給する。 ●医療従事者等支援事業…500万円   新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、寄附金を活用して、医療用マスクや防護服などを購入し、医療現場を支援する。 令和2年度特別会計補正予算  今回の袋井市国民健康保険特別会計補正予算は、次に掲げる事業のために、600万円を増額するものです。これにより、補正後の予算総額は、79億8200万円となりました。 ●傷病手当金…600万円   新型コロナウイルス感染症に感染した被用者に対し、傷病手当金を支給する。 条例の一部改正(主なもの) ●袋井市国民健康保険条例の一部改正について  新型コロナウイルス感染症に感染した被用者に対し、傷病手当金を支給することに関する規定を追加するため、所要の改正を行うものです。 ●袋井市後期高齢者医療に関する条例の一部改正について  新型コロナウイルス感染症に感染した被用者が提出する、傷病手当金支給申請書の受付業務に関する規定を追加するため、所要の改正を行うものです。 人事(敬称略)  委員の任期満了に伴い、市長から選任や任命について同意を求める議案が上程され、原案のとおり同意しました。 ●袋井市外3組合公平委員会委員 玉井まゆみ(浅羽山の手)  新任 ●袋井市固定資産評価審査委員会委員 湖東  隆(中久能)    再任 窪野 敬子(上石野)    再任 松本 貞之(三沢)     新任 ●袋井市教育委員会教育長 鈴木 一吉(神長北)    再任 ●袋井市教育委員会委員 鈴木万里子(小野田)    新任 専決処分の承認 ●令和2年度袋井市一般会計補正予算(第1号)について ◎休業要請協力金…1億1170万円   市及び県からの休業要請により休業した事業者に対し、協力金として1事業者30万円を支給する。 ●袋井市税条例等の一部改正について ●袋井市都市計画税条例の一部改正について ●袋井市国民健康保険税条例の一部改正について ●袋井市介護保険条例の一部改正について 選挙(敬称略)   組合議会議員の辞職により補欠選挙が行われ、指名推薦により次の方が当選されました。 ●中東遠看護専門学校組合議会議員  高橋 美博 新型コロナウイルスの感染症対策に係る袋井市議会の対応 2月28日(金)  議会運営委員会にて傍聴対応を検討 3月3日(火)  傍聴自粛開始、インターネット中継の周知 4月15日(水)  全員協議会にてコロナ対応について協議 4月21日(火)  議会運営委員会にて意見交換 4月27日(月)  会派代表者会議にて市への要望内容検討 4月28日(火)  市長へ要望書提出(正副議長) 5月7日(木)  全員協議会にてコロナ対応について協議 5月12日(火)  臨時議会、※チューズデーオベーション ※チューズデーオベーションで、コロナウイルス対策のため最前線で治療や感染拡大防止活 動に従事する皆さんに対して、議場において感謝の意を込めてエールの拍手を送りました。 袋井市議会からの要望書(要旨) ●新型コロナウイルス感染症対策に関する要望書   市は新型コロナウイルス感染症対策本部を設置し、迅速かつ的確な対策を講じているところであるが、なお一層次の事項に取り組むよう強く要望する。 1 感染症対策 ◎医療施設などの従事者に感染予防対策として、マスク、消毒液、防護服などの確保や支給を図るとともに、その十分な支援策を講じること。 ◎市民(外国人市民も含む)の間に無用な混乱や誤解が生じないよう、県と連携して、正確かつ必要な情報を速やかに提供すること。 ◎PCR検査、抗体検査などが実施できる施設の増設を進めること。 2 経済対策 ◎市内事業者(個人事業主を含む)に対する国・県の制度活用を含めた相談・支援体制を一層充実させること。また、賃借料やリース料などの固定経費への助成制度、借入金の返済猶予制度を関係機関とともに協議・検討すること。 3 教育対策 ◎市内の園児・児童・生徒などへの生活・学習指導や精神的ケアに努めるとともに、学校などの再開には、安全・安心の確保を最優先にしつつ、少しでも早く再開できるよう、最大限配慮すること。 ◎ドメスティックバイオレンス及び子どもへの虐待の相談体制の強化を図ること。 6月定例会 市長提出議案は、いずれも可決・同意  市議会は、6月定例会を6月1日から6月25日までの25日間の会期で開催しました。  今定例会では、市長から提出された令和2年度一般会計補正予算をはじめ、袋井市コミュニティセンター条例の一部改正など29議案と3件の報告、議員から袋井市議会政務活動費の交付に関する条例の一部改正が上程され、採決の結果、いずれも原案のとおり可決・同意しました。  なお、市政に対する一般質問では、6人の議員が市長・教育長の見解をただしました。 ◎議決した主な議案 令和2年度一般会計補正予算 今回の補正予算は、第3号と第4号があり、 主に次に掲げる事業のために、6億100万円を増額するものです。これにより、補正後の一般会計予算総額は、450億2900万円となりました。 〈第3号〉(主なもの) ●都市計画道路諸井山の手線改築工事における国庫補助内示に伴う事業費の変更…1億5075万円 ●ふくろい応援商品券発行事業…1億円   市民向けのプレミアム付商品券を発行し、消費を促すことで感染拡大の影響を受けた事業者を支援する。 ●袋井駅南都市拠点土地区画整理事業における国庫補助内示に伴う事業費の変更…8075万円 ●生活応援資金貸付事業…4200万円   新型コロナウイルス感染症の影響による失業または休業に伴い、収入が減少した世帯に20万円まで貸し付ける。 ●小中学校情報機器整備事業…2600万円   国のGIGAスクール構想に関し、すべての児童生徒に1人1台学習用端末を配備するための借り上げ料 ●住宅確保給付金給付事業…1274万円   休業などに伴う収入減少により、住居を失う恐れがある場合、原則3カ月(最長9カ月)まで住宅確保給付金を支給する。 ●生活困窮者に対する光熱水費給付事業…1000万円   失業し、電気や水道などのライフライン喪失の恐れがある世帯、または喪失した世帯に対し、光熱水費相当額3カ月分を給付する。 ●PCR検査センター設置・運営事業…670万円   磐田市、袋井市、森町の2市1町でPCR検査センターを設置・運営する。 ●ふくろいふるさと農産物応援便事業…500万円   市民が県外に在住する家族や親類らに対し、市の主要農産物であるお茶やメロン、米などを送る際に補助する。  また、債務負担行為補正が次のとおり行われました。 ●小学校情報教育機器借上料  期 間 令和3年度から令和7年度まで  限度額 2億5900万円 ●中学校情報教育機器借上料  期 間 令和3年度から令和7年度まで  限度額 1億500万円 ※債務負担行為とは…1つの事業や事務が単年度で終了しない場合に、議会の議決を経て、その期間と限度額を定めておく制度です。 〈第4号〉 ●ひとり親世帯臨時特別給付金給付事業…7300万円   子育てと仕事を一人で担う低所得のひとり親世帯に、臨時特別交付金を支給する。 令和2年度特別会計補正予算  袋井市駐車場事業特別会計の債務負担行為補正が次のとおり行われました。 ●市営駐車場等指定管理委託  期 間 令和2年度から令和7年度まで  限度額 1億6000万円 条例の一部改正(主なもの) ●袋井市コミュニティセンター条例の一部改正について  袋井西コミュニティセンター新築工事完了後、その位置を変更するため、所要の改正を行うものです。 ●袋井市国民健康保険税条例の一部改正について  新型コロナウイルス感染症の影響により、収入が減少した世帯に対する国民健康保険税の減免措置をさかのぼって適用するため、所要の改正を行うものです。 ●袋井市介護保険条例の一部改正について  新型コロナウイルス感染症の影響により、収入が減少した世帯に対する介護保険の第1号被保険者に係る保険料の減免措置をさかのぼって適用するため、所要の改正を行うものです。 ●袋井市立図書館条例の一部改正について  視聴覚室を有料で貸し出すため、所要の改正を行うものです。 人事(敬称略) ●袋井市農業委員会委員  委員の任期満了に伴い、市長から任命について同意を求める議案が上程され、原案のとおり同意しました。  任期は、令和2年7月19日から3年間です。 ・松田 明久(菩提) ・木野 浩之(川井東) ・永井 英男(堀越上) ・石黒 正幸(村松上) ・井口 喜裕(太田) ・永田 勝美(太田) ・西村 淳子(大谷) ・天野 智康(友永) ・村松惠美子(川会) ・荻原 克夫(三沢) ・鈴木  稔(沖山梨) ・加藤 元章(浅名) ・金原純一郎(浅羽一色) ・渥美 敦子(富里下) ・石川 智康(初越) ・安間 啓一(太郎助) 議員提出議案 ●袋井市議会政務活動費の交付に関する条例の一部改正について  新型コロナウイルス感染症対策への市議会の対応の一環として、令和2年度の政務活動費を50%削減するため、所要の改正を行うものです。 市政に対する一般質問 浅田 二郎 議員 ■合併特例債はどう活用されたか 問 合併特例債について、総合健康管理センター整備10億円、海浜公園等整備30億円、袋井駅改築等整備55億円、地域交流プラザ整備40億円など175億円の計画があったが、どのように活用したか。 答 総合体育館に30億円余、袋井駅南北自由通路に24億円余、中部学校給食センターに21億円余、メロープラザに11億円余など、183億円余の合併特例債を活用している。 問 治水事業や袋井駅前第2土地区画整理事業、田原まちづくり事業など、直接合併と関わらない事業にも活用されているが。 答 新市建設計画に登載していることを大きな条件として、ハード事業に合併特例債を活用している。 「行政の核」としての浅羽支所は 問合併時、支所には、支所4課、教育委員会3課、水道部2課があり、まさに「行政の核」の役割を果たしていたが。 答現在、市民サービス課の1課1係、正規職員6人、会計年度任用職員6人の体制で、さまざまな行政機能を果たしていると考えている。 ■高橋 美博 議員 学校運営計画の変更 問 新型コロナウイルス感染防止対策として実施された長期臨時休業の影響から夏季休業、冬季休業を短縮する方針だがその根拠は。 答 休業の期間を考慮し、授業を詰め込んで実施することは子どもたちにとって大きな負担となり、学習効果も上がらないことから、今年度の年間計画は、子どもに大きな負担を掛けることがなく、授業時数を確保するという観点から、検討した。夏季休業を8月8日から24日までの17日間、冬期休業を12月26日から1月5日までの11日間とすることで7時間の授業や土曜日の授業を実施しなくても、当初予定していた年間204日とほぼ同じ、198日程度の授業時数を確保でき1年間で学ぶ内容を十分に履修できる見込みが立ったところである。 問 子どもたちが楽しみにしている遠足や修学旅行、運動会などの行事を極力減らすべきではないと考えるが。 答 行事や体験的活動は子どもたちにとって貴重なものである。感染防止対策の観点から内容の見直しや時間の短縮、場所の変更や分散開催など実施方法は柔軟に対応することとし、各学校において主に2学期以降、学習とのバランスに配慮しながら、可能な限り実施していきたい。 ■戸塚 哲夫 議員 避難所でのコロナウイルス感染症対応は 問 避難所での感染症予防の取り組みは。 答 感染症予防に対応した避難所の開設訓練を実施し、併せて、保健師による感染症や熱中症予防策に関する講話も行うなど、これまでの災害対策に加え、健康管理に対する理解を深めていただく取り組みを行っていきたい。 問 現行の避難所運営マニュアルをコロナウイルス感染症対策にも対応できるように改定していく考えは。 答 避難所のレイアウトなどを図示した簡易マニュアルを災害対策本部の各支部へ周知した。7月上旬に県が策定・公表する予定の避難所運営ガイドラインをもとに、市避難所運営マニュアルの改定を行っていきたい。 コロナ禍における外国人への支援は 問 注意喚起や救済措置に、どのように対応しているか。 答 市ホームページに、感染予防や救済措置を「やさしい日本語」で掲載するとともに自動翻訳機能の紹介や、市と袋井国際交流協会と共同で運用するフェイスブックページを開設し、感染予防に関する情報を発信している。 ■近藤 正美 議員 コロナ禍での複合災害対策は 問 コロナ事態と異常気象による災害への新たな認識が必要ではないか。 答 私たちの生活において、常にその発生を想定すべき新たな災害として認識している。災害が複合的に発生した場合には、感染対策の観点から、自分の命は自分で守る自助の取り組みが重要である。 コロナ禍が生む社会的懸念への対応は 問 景気減速の懸念から、新卒人材の採用はどうか。 答 新型コロナウイルス感染症の影響により、雇用情勢が急速に厳しくなっている。市内企業には中長期的な観点から、地元学生の積極的な採用を商工団体を通して呼びかけていきたい。 国のGIGAスクール構想への対応は 問 全ての家庭でオンライン授業が受けられる環境整備への取り組みは。 答 今後、学校が臨時休業となった場合には、インターネット環境がない約5%の家庭に、国の補助金で整備する400台のモバイルルーターを貸し出すことで、通信環境を補完し、家庭における学習の保障に取り組んでいきたい。 ■竹野  昇 議員 水道料金値上げはあり得ない 問 コロナ禍の影響で打撃を受けている事業所・食堂・家庭が多く、また契約水量見直し問題もあり、来年の値上げ実施のため今年度議会に水道料金改定の条例案を出せる状況にないと考えるがどうか。 答 新型コロナウイルス感染症の終息や景気の回復が見通せない。市民生活の基盤を支える水道料金の改定時期は、今後のさまざまな保険料やその他の料金の問題を総合的に考えながら検討していきたい。 問 料金改定は契約水量見直しが解決してからと考えるがどうか。 答 契約水量見直し後でなければ料金の改定ができないのは、当市にとり大変なマイナスになる。 治水対策室の役割 問 新幹線南側の水田・耕作放棄地が遊水機能を持つことを理解している治水対策室が、将来地権者から埋め立て開発計画要望が出た場合、どのように関与するか。 答 都市計画・建設・農政・産業政策課の係長からなる土地利用幹事会、課長級職員からなる土地利用対策委員会が審議する。 ■鈴木 弘睦 議員 喫煙に関する条例制定 問 (仮称)袋井市たばこによる健康被害から市民を守る条例の制定について各関係団体からの意見聴取の状況と、意見の内容は。 答 日本たばこ産業株式会社をはじめ、静岡県たばこ販売協同組合連合会、全日本たばこ産業労働組合、静岡県飲食業生活衛生同業組合袋井支部など7関係団体と4回の意見交換を行った。主な意見内容は、法律や県条例に上乗せし規制をする条例の制定には反対。たばこそのものを否定すると取られかねない条例の名称は変更してほしい。将来的に喫煙者ゼロのまちは、喫煙者の排除につながるなどの意見をいただいた。今後も関係団体と引き続き意見交換を行い、条例の制定や取り組みの内容について、丁寧に説明していく。 コロナ禍での袋井市の教育 問 中学校における定期試験の実施と内申評価の方針は。 答 年間198日程度の授業日を設定。これまで同様、学期ごとに学習評価を行いその結果を通信表に示し、定期試験や三者面談などで受験指導を行いたい。高校入試に向けて、学校裁量枠や試験範囲などは県教育委員会の方針が示されるので注視していきたい。 特別委員会報告  特別委員会は、市の特定の問題について、審査・調査するために設置される委員会になります。主な調査内容をお知らせします。 議会活性化特別委員会 ◇4月24日(第8回) <報告事項> 1 専決処分の在り方について  県内自治体における状況を踏まえ、本市でも当局に照会した結果、法令の改廃などによる自治体に裁量がない条例改正や、議会の議決に付すべき契約における一定範囲内の変更について、専決処分事項の指定に追加する希望があった。  なお、この件については、報告のみにとどめ、議会運営委員会など、別の機関で改めて検討する。 <協議事項> 1 議員定数の在り方について  新型コロナウイルスの影響で、対外的な活動が難しいことから、デスクワークによる調査・研究についても提案されたが、リモート会議による意見交換会の実施について検討していくこととなり、併せて、対象者や進め方についても委員間討議を実施した。 ◇5月22日(第9回) <研修> 1 Zoom(ズーム)を活用した『リモート会議』の実施について  各委員が自身のタブレットにアプリケーションをインストールし、実際にリモート会議への参加を体験する機会を設けた。 <協議事項> 1 袋井市議会に関するアンケートについて  調査対象については、年代を限定せず、幅広く意見を伺うことが確認され、また、調査方法については、無作為抽出による郵送だけでなく、厚生労働省が実施している「新型コロナ対策のための全国調査」のように、LINE(ライン)を活用することなどを検討していくこととした。 ごみ減量化特別委員会 ◇3月30日(第7回) <報告事項> 1 第6回(2/12)委員会の状況と未回答事項の整理について  下水道汚泥の減量効果、ごみ減量シミュレーション、搬入手数料の値上げによるごみの減量効果についての報告があった。 2 ステーション回収の実施計画及び事業系収集袋の検討について  市内で138箇所の回収ステーションの新設もしくは増設の必要があり、自治会における用地選定や既設ステーションの扱いなどが課題になるため、早期に実態調査を行い、地域の回収場所の詳細な状況を把握し、実現可能かつ住民の負担軽減につながる回収方法を提案していきたいとの今後の方針が示された。  事業系ごみの扱いについては、単純にごみ処理手数料を値上げする方法と、専用の収集袋を導入し、袋に有料化分を上乗せする方法が考えられると報告があり、内容を確認した。 ◇5月8日(第8回) <報告事項> 1 第7回(3/30)委員会の未回答事項の整理について  下水汚泥を全量民間で処理することの考え方とごみ削減量の具体的な積み上げについての報告があった。 2 ごみ減量対策導入などスケジュールについて  ごみ袋の有料化については、新型コロナウイルス感染拡大を防止するため住民説明会が開催できないことなどから、1年先送りとし、令和4年4月に暫定導入し、令和5年4月に本格導入していくこと、資源ごみ・不燃ごみステーション回収についても、開始時期を令和4年4月に変更していくとの方針が示された。 <委員間討議>  委員間討議の中で、「ごみ袋の有料化をごみの減量化対策の1つとして有効な手段であると考え、有料化の方向で検討していく。」ということが共有化できた。今後可燃ごみの削減・リサイクル、資源ごみ・不燃ごみの収集方法の見直し、直接搬入手数料の見直しについて、現状分析を踏まえて各対策を集約したものを意見書としてまとめていくことを確認した。 ICT活用特別委員会 ◇4月21日(第8回) <報告事項> 1 優先順位1位(LPWA通信基盤の整備)の事業の研究について  IoT河川水位観測等システムについて、LPWA通信基盤を使った水位等データ観測の実証実験の状況などについての報告があった。 <協議事項> 1 優先順位1位(LPWA通信基盤の整備)の事業の研究について  IoT地域見守りシステム、IoT農業(水田IoT水管理システム)、その他のLPWA活用事例について協議し、費用や採算面、近隣市の導入状況など、各委員から意見が出された。 ◇5月19日(第9回) <報告事項> 1 国のGIGAスクール構想に伴う通信ネットワーク及び端末整備について  本市では令和4年度までに小中学生1人1台の端末を整備する方針であったが、国から新型コロナウイルス感染症緊急経済対策が打ち出されたことにより、今年度中に整備するよう方針を見直すことについての報告があった。 <協議事項> 1 新型コロナウイルス感染症対策におけるICTの活用について  新型コロナ禍においても市民生活や行政事務などが円滑に行えるようICTの活用について協議し、テレワーク、ITスキルを持たない事業者への支援など、各委員から意見が出された。 2 情報配信システムを活用した市民への積極的な情報提供について  市民に対する情報提供方法の現状、課題、今後の展開について協議し、マイナンバーカードの普及と活用、情報配信とウェブ上の手続きの連動など、各委員から意見が出された。 常任委員会レポート 令和2年度一般会計・特別会計補正予算や条例改正などの議案を、各常任委員会で審査しました。 総務委員会 ●令和2年度袋井市一般会計補正予算(第3号)_秘書費_ Q 市制施行15周年記念式典は延期するとのことであるが、いつ頃、どのように実施する予定か。 A エコパで予定していた市民参加のイベントは中止としたが、記念式典は市政への功労に対し感謝を表す表彰の場として必要なものであり、実施する予定である。現時点では来年1月下旬から2月頃に、新しい生活様式や3密を避けることに配慮しながら会場を選定し、実施できればと考えている。 民生文教委員会 ●令和2年度袋井市一般会計補正予算(第3号)_社会福祉総務費_ Q フードバンクの現状と今後の生活困窮者への支援は。 A 3月までは月10件弱の申請で推移してきた。しかし、4月35件、5月53件と急増し、うち6割が外国人となっている。現在フードバンクは申請から到着まで1週間程度かかるため、本補正はその間に市独自の食料支援を行うものである。支給する食料は、日持ちする備蓄食品を中心に、障がい者施設で作っているパンなども支給したいと考えている。 建設経済委員会 ●令和2年度袋井市一般会計補正予算(第3号)_商工総務費_ Q ふくろい応援商品券発行事業のプレミアム率を20%に設定した理由は何か。 A 商品券発行事業は、過去に4回実施しており、プレミアム率の設定については、10%が3回、20%が1回という実績である。内閣府からの効果検証に関する報告書では、新規の消費喚起額の割合が最も高かったのは、プレミアム率を10%から20%に設定したときであったという結果も考慮した。 令和元年度 政務活動費の会派別収支状況(総括表)  議員一人当たり月額25,000円(年間300,000円)を会派に交付しています。会派別収支状況については、袋井市議会のホームページでも公開しています。 (単位:円) 会 派 名 自民公明クラブ 戸塚哲夫、高木清隆、田中克周、山田貴子、寺田 守、鈴木弘睦、木下 正、佐野武次、村井勝彦、森杉典子 緑風会 伊藤謙一、戸塚文彦、村松 尚、岡本幹男、近藤正美 日本共産党 高橋美博、浅田二郎 無会派 大庭通嘉 無会派 竹野 昇 合計(19人) 収 入 市交付金 3,000,000 1,500,000 600,000 300,000 300,000 5,700,000 雑収入(預金利息) 8 6 0 0 0 14 計 3,000,008 1,500,006 600,000 300,000 300,000 5,700,014 支 出 1 調査研究費 757,270 739,530 0 19,040 1,515,840 2 研修費 554,260 351,020 0 32,220 139,640 1,077,140 3 広報費 192,228 255,000 607,965 0 174,169 1,229,362 4 広聴費 0 0 0 0 0 0 5 要請・陳情活動費 0 0 0 0 0 0 6 会議費 0 0 0 0 0 0 7 資料作成費 66,201 0 0 0 0 66,201 8 資料購入費 0 0 32,700 0 32,700 9 人件費 0 0 0 0 0 0 10 事務所費 416,256 120,000 48,000 24,000 24,000 632,256 計 1,986,215 1,465,550 688,665 75,260 337,809 4,553,499 収入_支出 1,013,793 34,456 _88,665 224,740 _37,809 1,146,515 残 余 金 1,013,793 34,456 0 224,740 0 1,272,989 不 足 額 0 0 88,665 0 37,809 126,474 ○残余金1,272,989円はすべて市へ返還済みです。 ○不足額126,474円は自己資金にて支出しています。 開かれた議会、市民により身近な議会 _交通安全ボランティアと意見交換_  市議会総務委員会では、6月18日に各種団体との情報共有と意見の聴取を目的とした「交通安全団体との意見交換会」を行いました。 ◆活動中に気をつけていることは? ・交通量の多い道路や交差点での通学児童の見守りを実施している。 ・雨の日は傘をさしての登校になり、信号待ちの交差点の様子に注意している。 ・日々の子どもたちの様子や体調も注意して見ている。 ◆うれしかったこと、良かったことは? ・子どもたちから寄せ書きや手紙をもらった時。 ・あいさつを返してもらったり、お礼の言葉をもらったりした時。 ◆市や市議会に伝えたいこと ・同一路線の道路改修を数年かけて実施することがあり、毎年、子どもたちの通学路が変更されている。道路改修の実施にあたり、子どもたちの通学路へも配慮してほしい。 全国市議会議長会の表彰  全国市議会議長会から永年勤続議員に表彰状が贈呈されました。  本市議会では、戸塚文彦議長と高橋美博議員が議員在職20年以上、田中克周副議長と村松尚議員が議員在職15年以上により表彰を受けました。 新型コロナウイルスを発端とした、激変期が訪れています。  科学者アイザック・ニュートンが万有引力を発見したのは1665年で、ロンドンにてペストが大流行し大学が休校となり故郷に一時帰省した時のことでした。後にニュートンはこの2年間の休校を「驚異の諸年」、「創造的休暇」と呼んでいます。我々議員もこのような変化点だからこそ、市民の皆様の声を聴き、今以上に良い街を目指して、政策提言や市政の発信を今後も行っていきたいと思います。 (広報委員:伊藤謙一) 9月市議会定例会のお知らせ 場 所 市役所5階議場及び各委員会室 時 間 午前9時から 日 程 8月31日(月)開会、議案の説明 9月8日(火)市政に対する一般質問 9日(水)市政に対する一般質問 10日(木)市政に対する一般質問 14日(月)議案の審査(常任委員会) 15日(火)議案の審査(常任委員会) 16日(水)議案の審査(常任委員会) 17日(木)議案の審査(常任委員会) 30日(水)委員長報告_採決、閉会 ※変更する場合もあります ふくろい市議会だより No.75 〒437-8666 袋井市新屋一丁目1番地の1 TEL.(0538)44-3143(直通) FAX.(0538)44-3148 ホームページ http://www.city.fukuroi.shizuoka.jp/ メールアドレス gikai@city.fukuroi.shizuoka.jp 発 行/静岡県袋井市議会  発行日/令和2年8月1日